仙台在住SEの誰も読まないであろうブログ

地方で働くSEの日常を綴ります

テニス肘と備忘録

今年の初めにテニス肘を発症しました。

バドミントンは休んでいた時期なのですが、

筋トレを頑張りすぎたようです。。

 

最初は肘はそれほど痛みはなかったのですが、

前腕が痛く、特に何かを握ったりするとなかなかの痛みでした。

 

取り合えず筋トレを休止してみたのですがあまり改善せず、

また父の葬儀や遺品の整理で腕を酷使する場面もあり徐々に悪化していきました。

そんな感じで2か月が経過・・。

 

全然治る気配がないので仕方がなく接骨院に通い始めました。

歩いて1分ほどの近所にある接骨院なのですが、

保険治療の1,100円で1時間くらい治療してくれるとてもよい院です。

 

治療で電気治療やマッサージをしていただくと施術後は痛みが軽減するのですが、

すぐに元の痛みに戻ってしまいます。

そんな感じでさらに1か月が経過・・。

 

10年ほど前にひどい腱鞘炎になり

3か月ほど右手が全く使えなくなったことがあったのですが、

その時はネットで購入した怪しい冊子の治療により奇跡的に回復。

その時やったのが腕を外回しに絞るということだけだったので

今回もそれを試してました。

…さらに悪化。

 

接骨院通いもベテランの領域に差し掛かかり、

いつものようにマッサージをしていただいていると、

結構強めに揉んでくれていることに気づきました。

こんなに強めに患部を揉んでもよいのか。なるほど( ..)φ

 

そこから毎日、時間があれば患部を揉み続けてみたところ、

痛みが徐々に軽減していくではないか。

特に、前腕に痛みが生じる動作や腕の角度を保った状態で揉むと

不思議と痛みが消える。徐々にテニス肘の弱点をつかみ始める。

少しすると痛みは戻るが徐々に軽減しているように感じる。

 

そして、暖める。

湯船に浸かりながら揉む、

寝るときはホッカイロを貼る。

 

そんなこんなで2週間で劇的に良くなりました!

まだまだ痛みはあるのですが、引き続き治療に努めます!

【読書】外国人まかせ失われた30年と技能実習生(澤田晃宏)

Youtubeの「一月万冊」で筆者を知り拝読。

 

日本は移民の受け入れに消極的だが、国際貢献という名目で"技能実習生"として外国人労働者の受け入れを行っている。日本で技術を学び、帰国後にその技術でその国の発展に寄与するという建付けだが、実態はただの労働者の確保である。

 

職種は限られていて、農業、漁業、建設、食品製造、繊維・衣服、機械・金属、その他などがあるが、どれも日本人には不人気な重労働、単純労働を対象としている。

 

私が住む町でも外国の方を見かける機会がかなり増え、何となく不安な感情も抱いていたが、本書を読むことでむしろわざわざ日本に来て頂いてありがとうございますという気持ちになった。

 

また、印象に残った話として、実習生の「失踪」などがたびたび発生するが、いわゆるブラック企業であることが原因かと考えていた。しかし実態は給料が低い、残業が少ないなど収入が少ないことが原因であることの方が多いらしい。

 

残業が少なくて失踪するとは、、、と日本人には到底理解できないが、彼らからすると稼ぎに来ているので休みよりも残業代の方が重要であることは頷ける。不景気に陥ったとしてもぬるま湯になれあ日本人ではもはや到底太刀打ちできないではないだろうか・・。

 

一見豊かに見える日本の生活も、外国人労働者に支えていただいていたんだなと実感し、自国民として情けなく、そんな事実さえ知らず生きてきたことを恥ずかしく思う。これほど外国人労働者に依存している状態で出稼ぎ国として日本に魅力がなくなったときに、この国の社会・経済は成り立たたくなだろうな。

 

あまり希望は見いだせないが、現実を知るうえでとても良い本だと思う。

【読書】旅猫レポート(有川浩)

野良猫を拾って飼っていた飼い主が、訳あって猫を引き取ってもらうために、猫と共に旧友を巡る旅に出る話。

 

飼い主さんについては客観的な描写であるのに対し、他の登場人物については飼い主さんに対する主観的な感情などを描いている。また、「吾輩は猫である」のように猫視点でも描かれていて、全体的に飼い主さんを中心に登場人物(動物含む)の心情やその動きで物語が構成されている。

 

有川浩さんの作品はいつも読みやすく、情景をイメージできるのでいいですね。過去に傷を負った話や人が亡くなる話はズルいなと思いつつ、感情移入してしまって涙腺が危なくなりました。

 

【読書】月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト整理術(ミニマリスト タケル)

Youtubeを見ていた通りの内容。

ただ、Youtubeミニマリストを広めたうちの一人だと思うし、それを仕事にしてしまう行動力に感服する。

 

Youtubeを見て実際に家の整理もやってみたが、部屋がきれいになったり、家にあるものが把握できるようになると、本当に頭の中がスッキリするから不思議。

 

仕事でタスクが溢れてきたときも、一度すべてのタスクを洗い出して本当にやるべきことを取捨選択したり、優先度をつけて作業順を明確にしたりするが、それに似た感覚がある。何事も「可視化」って大事ですよね。

 

今ではテレビも手放して時間的にも余裕ができて良かったのだが、それを周りに話すと驚かれることが多い。なくて良いもの第一位だと思うのだが…。NHKを解約した時の解放感をぜひ味わっていただきたい。

 

人も時間も物もお金も大事だが、自分にとって大事なものを明確にして注力できる環境を作っていきたいと思う。

 

【読書】私は負けない「郵政不正事件」はこうして作られた(村木厚子)

無実の罪で逮捕された官僚の話。

 

筆者の村木厚子さんが同僚の虚偽の自白により逮捕され、挙げ句の果てに証拠まで捏造されて起訴されてしまうが、自白の強要にも屈せず無実を勝ち取った...と言う美談ではない。

 

たまたま村木さんが辛抱強く戦い、また支援者や運にも恵まれて、奇跡的に無実になっただけ。

 

最初から検察のストーリーありきで、自白の強要や証拠の捏造によりそのストーリーに当てはめていく。それが許されるなら誰でも犯罪者にできてしまう。

 

日本の失敗を許容しない空気などもあり、検察も起訴したら有罪にしないと行けないと言う気持ちがあるのだろうか?別に無罪になったからといって検察の負けとかではないと思うのだが...。

 

また、検察には事件を早く処理しなくてはいけないというプレッシャーもあるらしいが、生産性を求めていい仕事ではないだろうに。ドラマのヒーローみたいな検事はいないのかな。

 

とりあえず、犯罪や疑われる行為は絶対にしないように生きよう。

 

【読書】アンネの日記 増補新訂版(アンネ・フランク)

タイトルは知っていたが、42歳にして初めて拝読。

図書館で借りたのですが、増補新訂版は580ページくらいあるので一瞬ひるむも、意外とすんなり読み切れました。

 

内容は、第二次大戦中にユダヤ人の迫害のためにオランダに避難し、そこでもお姉さんが召喚されそうになりアンネ家族ともう1人家族、さらにもう1名を加えた8人での潜伏生活の日々を日記に綴ったものです。

 

記載されている内容は、潜伏生活の出来事や友達との思いで、戦争や政治への考え、あとは少々恋の話や性の話などもあり、今でいうところのブログを読んでいる感覚。

 

ただ、アンネさんは記者を目指していたということもあり、表現が豊かで情景がイメージしやすく、また考え方も大人で客観的な視点もあり、とても中学生の年頃とは思えない印象です。

 

また、成長とともに内容や描写も深くなっていき、潜伏生活のなかでの成長も感じ取れます。

 

普通に生活していた少女が人種だけを理由に潜伏生活を余儀なくされ、最後にはナチスに捕まり収容所に送られてしまう。こんな不条理なことが起きてしまう戦争というものの愚かさを再認識し、当たり前と感じている日常を送れることへの感謝を忘れぬように心がけたいと思う。